March 11, 2010
いやいや、だいぶ閉口させられました。
14 年前からずっと au の携帯を使っています。
あ、当時は au じゃなくて IDO (日本移動通信) でしたね。
去年からは iPhone と二台持ちで、移動時のネット閲覧はほとんど iPhone を使用しています。
MNP で iPhone 一本にして au を解約すれば良かったのかも知れませんが、メールアドレスを残したいのと、Suica や Edy などのモバイル FeliCa が手放せないぐらい生活必需品になっているのと、モバイルコンテンツの実機テストをしたいのとで、とりあえず残してあります。しかし昨今は、通話にはほとんど使ってません。
そんな au 携帯ですが 1 週間ぐらい前から、4、5、6 ボタンが押せなくなりました。
「4、5、6、G、H、I、J、K、L、M、N、O、た、ち、つ、て、と、だ、ぢ、づ、で、ど、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、へ、ほ、ば、び、ぶ、べ、ぼ、ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ」
などが一切入力出来ないという被害に遭っています。
壊れはじめた時は、たまに普通に使えたり、ひどい時でも 100 回程度押せば 1 回か 2 回ぐらい認識されていました。でも今では普通に使えることもなく、1,000 回押そうが 1 回も押されたことになってません。
加えて、最近はメールボタンが押せなくなりました。
さすがに困ったので、保証内で 2、3 日ぐらいで直ればいいなーなんて期待しながら、au ショップに行きました。
とろで、au は、携帯購入時に「フルサポートコース」と「シンプルコース」という二つの買いかたがあります。
NTT docomo で言えば、それぞれ「ベーシックコース」と「バリューコース」にあたります。内容には少々差はありますが。
実は、約 2 年前、現機種に機種変更をした際、JR 有楽町駅前にある某量販店の販売担当に、購入方法に二つの選択肢があるのを一切知らされず、強制的に「フルサポートコース」で買わされました。
いや、もしかすると、当時は暗黙の了解だったのかも知れません。
でも「フルサポートコース」と聞くと、ネーミングからは色々と優遇されてそうで、「別にフルサポートでもいいじゃん」的な印象を受けると思います。
でも実際のところ、それぞれの特徴を調べると、全然「フルサポート」されていないことがわかります。
それぞれの主立った特徴は以下の通りです。
- フルサポートコース
- 端末購入費が割安になる (売価で通常 1 〜 1.5 万円前後程度)
- 2 年間、同じ端末を使い続けなければいけない。
- 毎月の基本料金がシンプルコースに比べて月 840 円 (プラン SS の場合は 910 円) 高くなる ※。
※ au 2 年継続契約の約束を前提とした「誰でも割」を使った場合。使わなければ、差額は月 1,680 円 (プラン SS の場合は 1,819 円) 高くなる。 - 3 年目以降も
基本料は高いまま正確には、「フルサポート契約期間満了後またはフルサポート解除料精算済みの方は、全ての料金プランからお選びいただけます」とのことです。つまり、フルサポートコースのプランしか選べないという縛りはなくなって、シンプルコースの料金プランが選択出来るようです。放置して選ばなかったら払い続けることになると思いますが…。 - 端末購入代金は一括払いのみ。
- 購入後 2 年以内に機種変更する場合、解約金を払う必要がある ※。
※ 購入後 1-6 ヶ月: 21,000 円、7-12 ヶ月: 16,800 円、13-18 ヶ月: 12,600 円、19-24 ヶ月: 6,300 円。2009 年 12 月以降は 1-12 ヶ月: 16,800 円になりました。そのかわり購入時の割引額も下がりました
- シンプルコース
- 端末購入費が割高になる
- 2 年間、同じ端末を使わないといけない縛りはないので機種変更は自由。
- 基本料が毎月安い。
- 売価の差は 1 年程度 (「誰でも割」加入の場合。未加入の場合は半年程度) で回収出来るので、それ以降は得になる。
- 購入時は一括払いも分割払いも可能。分割でも金利はゼロ。
- 購入後の機種変更は自由。
このように、比較した際、フルサポートコースの唯一の利点である端末が割安なのも、シンプルコースの基本料金の差額で逆転されてしまう。つまり、「フルサポートコース」というネーミングの甘美な響きに反し、損のほうが多いとキッパリと言いきれる購入方法なのです。
確かに、割引ぶんがないぶん、ここ最近の端末の値段は、昔に比べだいぶ高騰していますし (これは端末が高機能になったからという理由が大きいでしょうが)、昔は携帯の機種変更に行くと、値札のところに「何ヶ月未満はいくら、何ヶ月未満はいくら、何ヶ月からはいくら」みたいに、値段が利用期間に分けて書かれていました。
つまり、昔はこのフルサポートコース的な買い方が当たり前だったのだと思います。
さて、前回購入時にフルサポートコースで買わされた自分なのですが、実は今携帯の機種変更を行なうと、6,300 円の解約料を取られてしまいます。でも、あと 3 週間待って 4 月に入ってから機種変更をすれば解約料が発生しません。
そう、あとちょっとで 2 年なのです。
この 6,300 円払いたくなさ (というか払ってまで欲しいと思える機種がなかっただけですw) でずっと今の携帯で我慢し続けましたが、いよいよ 4 月になったらソッコーでシンプルコースで機種変更をしようと計画していました。
そんな最中に今回の 4、5、6 が押せない故障。。。
壊れた端末を au ショップに持ち込んで、一通り大まかにチェックしてもらいました。多分、水没チェックとかされてたんだと思います。一応、水没はさせてません。
au「あー、これは完全に故障ですね。ご不便おかけしました。メーカーのほうに送りまして修理ということになると思いますので、代替機を用意致しますのでお待ちください」
うーむ、代替機とはいうが、普段、買物の 8 割はモバイル Edy かモバイル Suica を使ってるし、会社への通勤はモバイル Suica 定期券を使ってる。目覚しに使ってる着メロがあって、その曲じゃないと起きないぐらい強烈なサウンドだから、一時的にでも端末が変わるのはちょっとだけ困る。。。
なので、色々聞いてみた。
に「修理ってお金かかりますか?」
au「恐らく保証期間ですので無償になるかと思いますが、あくまでメーカー側の判断ですのでこちらでは何とも言えません」
そんな会話をしながら、先日たまたま見つけたこのブログを思い出しました。
携帯電話の修理で大揉めしちゃいました物語:第2話|毒電波TV&ときどきMOVIE
男「修理センターで本体を開けてチェックしましたところ、腐食の場合はこちらの過失扱いにされたということだそうです。水没はしていないと断言出来るのですが、約 2 年もの間、肌身離さずポケットに入れてた携帯が、腐食していないとは断言出来ない。
内部基板に腐食が見受けられまして、
腐食に関しては保証期間の有無に関わらず有償になるんです」
に「有償だといくらぐらいかかるかわかりますか?」
au「こういう場合の修理代は、一律で 5,250 円となってます」
腐食認定されてこっちの過失扱いをされたら 5,250 円払わないといけない。
に「修理ってどれぐらいで返ってきますか?」
au「およそ 2 週間ほどお時間いただいています」
時間がかかりすぎる。
先程も書いた通り、3 週間後に買い替えることがほぼ確定しています。
2 週間かけて直してもらっても、1 週間後に機種変更になって、ゴミのように扱われるのが決定している端末なのに、それを知らずに、たった 1 週間のために故障箇所や原因調査をしたり、見積りを出したり、修理をしたり、そんなことでメーカーの人の手を煩わせるのを想像しただけで、いたたまれない気持ちになります。
その上、2 週間、色々ガマンしても、有償修理になったら 2 週間、借り物の端末で不便な生活をする + 5,250 円払わされるとか、ずっとガマンしていた機種変更を、今ギブアップして 6,300 円払うのよりも嫌です。
とりあえず事情を説明しました。
に「かくかくしかじかでフルサポートで買わされて、いよいよ 3 週間後に 2 年経つから、即座に端末を変えちゃうんで、2 週間かかる修理とか嫌なので、それまでの間、ボタン押せない代わりの手段が確保出来ればいいだけなんですけど」
au「無償対応出来る故障でも有償修理として、修理代をお支払いいただくということでお申し込み頂ければ、見積取る期間が省略できますので、修理を 1 週間ぐらいにすることが出来ますが」
に「いやいやいや、そうじゃなくて、どっちにしろ金は払いたくない、修理にも出したくないんです。有償修理で出すぐらいなら、6,300 円払ったほうがまだマシということなんですよ…」
多分、心の中で、この壊れた携帯は入院させずに (そうすれば FeliCa や目覚しは使える)、3 週間だけ代替機貸してくれないですか?って、言いたかったんだと思います。
自分でもムシが良すぎるだろうと思って、そう言うのはこらえました。
こういう「フルサポートコース」みたいな、日数的に「厳格っぽい縛り」がメニューとしてもうけられてますが、自分のケースのようなたった数日の穴を埋めるための柔軟な対応メニューとかは用意されていなくて、結局今まで何人の客が泣き寝入りをしたのだろうかと考えてしまいました。
窓口担当者に裁量とかがあれば、ちょっと頭を使って、逆に客に良い条件を提案してくれるとか、交渉次第でいい感じに出来るとか、そういうことが出来ないのかなとか思ったのです。
個人的には代替機を 105 円/日とかで貸して欲しかった。
それを裁量で提案してくれれば、自分も au も幸せになれたんじゃないかなと思います。
しかし、この程度では「閉口した」なんてことはさすがにありません。
実は、au ショップ窓口担当の方との会話の中で、とても不思議な話ががありました。
まず、私は「安心ケータイサポート」というのに入っています。
315 円/月を払うことで、端末の保証延長や、修理代割引や、全損の時に割安で新品に交換してくれたり、紛失時の買い替えで色々優遇されたり、電池パックが一定サイクルで無償交換になったりする、追加の保険のようなものに入っているのですが、それに入ってる前提で会話しているのに、この対応内容だったのです。
つまり、毎月 315 円を何のために払い続けているのかがまったくわからないという思いが残りました。
もう一つついでに。
auアフターサービス | ポイント・アフターサービス | au by KDDI
紛失時あんしんサービス
紛失・盗難などによるau電話の買い替えをサポート! (注5)
- 紛失したau携帯電話へのサポート
「フルサポート解除料」を100% OFF。
(中略)
- 新しいau携帯電話ご購入のサポート
[シンプルコースで購入される場合]
特別価格でご提供。au携帯電話機器代金最大18,900円 (税込) OFF。しかも、auポイントが使えます。
(中略)
注5) 補償期間は、お買い上げ日より2年間となります。
つまり自分の場合は、紛失したのであれば、3 週間とか待たずに、上記の解約金 (6,300 円) がナシになって、シンプルコースで購入するなら、最大で 18,900 円割引になる…という夢のような待遇があるのです。
しかし、この待遇が受けられるのは、自分にとってはあと 3 週間だけなのです。
使わない手はないと思いませんか。
に「なんか、紛失扱いなら、解約手数料なしになって、端末代も最大で 19,000 円ぐらい割引になるって話があると思うんですけど…」
au「はい、たしかに安心ケータイサポートでそういう補償はございます」
に「ああ、えっと、じゃあ、ハイ、今、あれー携帯ないなー、と、なくした体で。で、今買い替えるとすると?」
au「警察のほうで遺失物として届けて頂いて、受理番号というのがないと…」
に「ああ、じゃあ、故意に失くしても、警察に届ければそれでこの補償は…」
au「申し訳ありませんが、それについてはお答えしかねますね」
どうなのでしょうか。
「お答えしかねます」とは申しますが、客が平然と嘘をつけるか、担当者様がそれに騙されるかどうか、そういう人としての性質に依存する制度ではないでしょうか。
私から見れば、妙に優遇されすぎている穴がポッカリと開いているという情報をネットで見付けたのです。
そこに平然と入り込もうとしたら、ボンヤリと阻止するような姿勢を見せられたのです。
電話帳などのデータを、サルベージ出来る状況を整えておいて、あとは出荷時に戻すみたいな全消去処理を行なって (ああ、暗証番号に 4、5、6 がもし含まれてたら一括消去出来ないけどw) その端末をどこかに放置して「占有離脱物」の状態にすると。で、交番に行って「なくしましたー」って言い、一連の手続を踏みます。
ここまでして au ショップに行った人は、馬鹿正直に
「故意に紛失したんですけどー、受理番号は○×警察署△□番です」
なんて、普通はあんまり言いませんよね。
じゃあ、もしもそう言ったら補償は受けられないのでしょうか。
この優遇され過ぎている補償は、ショップ来店時の対応によって変化するのです。
きっとこうなるでしょう。
- 「紛失していないけど、紛失した時と同じ補償にしてください」 → ×
- 「紛失しました」とウソを言い、その上で「警察に届け出ていないんだけど何とか補償してください」 → ×
- 「故意に紛失しました。警察にも届けています。補償してください」 → △ (多分×)
- 「紛失しました。警察に届けてあります。」と、届出自体が嘘なのに、嘘を悪びれずに言う → ○
平然と嘘をつける人は、機種変更は毎回これを使えばかなりお得なわけですよね。
おかしくないでしょうか。
この制度は、不思議すぎて閉口しました…。
通常使用下での故障の場合はあそこまで冷遇されるのに、紛失の場合だけがこれほどまでに優遇され過ぎる。
「紛失した」という事実が、それほどまで重要なのでしょうか。
故障でもそのぐらいの対応がどうしてされないのでしょうか。
紛失された携帯が多ければ多いほど、「社団法人 日本携帯電話紛失協会」みたいな、携帯電話の紛失を推進するナゾ団体とかがあって、そこからお金が入ってくるから紛失が優遇されるみたいな、ナゾの仕組みでもあるのでしょうか。
「携帯を失くしたなんて、なんて気の毒なんだ」
という慈悲の心のもと、優遇される料金体型が作られて運用されているのであれば
「携帯が壊れたなんて、なんて気の毒なんだ」
と、どうして思っていただけないのだろうか。
結局、嘘をつけない自分は、成す術なく、4 個のボタンが押せなくなった残念な端末を持って、すごすごと au ショップを後にしたのです。
結局は相談だけになってしまったので、ショップ入店前と後で何ら物理的な変化はありません。
ただ、気持ちの変化はとてつもなく大きかったです。
こういういびつで不思議としか形容しようがない料金システムで運用されているという事実が、特に語られも叩かれもせずに、そんな状態で事業が成り立ってる会社がこの世には存在していて、そんな会社に長年に渡ってお金を払い続けてきたという事実に、茫然自失しました。
14 年間 au を使い続けてきたことを一番後悔する出来事になり、3 週間後に機種変更をする自信がなくなりました。
まぁ、機種変更するにせよ、この残念な故障端末との付き合いはどうせあと 3 週間です。
とりあえず、"4" と "5" と "6" はそれぞれ定型文に入れました。
あとは、それ以外の文字とかは
<textarea>こんにちは</textarea>みたいな HTML を PC とかで書いておいて、それを、辛うじて使える EZweb で開いて、この文字を編集するモードから、コピーしてペーストするような方法で、何とかメールとかの対応は出来ています。
ただ、たまに CTI 応答電話とかにかかった場合に「○○の場合は… 5 を押してください」とか言われると、泣きながら電話を切っています。
こんな私が、あと 3 週間、幸せに生きていく方法があれば、提案してもらえると嬉しいです。
